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コラムCOLUMN

2018.11.15

知っておきたい歯の構造 | デンタルフロスでないと磨けない部分

歯の構造

あなたは歯の構造について、どこまで詳しく知っていますか?

 

「歯科衛生士になるわけじゃないし、そこまで興味ない」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、何となくでも歯の構造を理解しておくことで、より効果的なオーラルケアを行えるようになるかもしれません。

 

今回の記事では、意外と知らない歯の構造や役割、デンタルフロスを使ったオーラルケアが重要になる部分をお伝えします。

 

1本の歯の構造は、主に10つの部分から成っている

  1. エナメル質
  2. 象牙質(ぞうげしつ)
  3. 歯髄(しずい)
  4. 歯肉
  5. 歯肉溝
  6. 根管
  7. セメント質
  8. 歯根膜(しこんまく)
  9. 歯槽骨(しそうこつ)
  10. 根尖孔(こんせんこう)

 

1本の歯の構造は、主に上記10つの部分から成っています。

 

それぞれの部分の役割や特徴を、以下で簡単に取り上げました。

 

【1】エナメル質は歯の表面をコーティングしている

歯の最表面にあるのは、エナメル質と呼ばれる部位です。「琺瑯質(ほうろうしつ)」という別称もあります。

 

エナメル質の厚さは2~3mm、それが歯を全体的にコーティングしているようなイメージです。

 

刺激が強い食べ物から中の構造を守っているほか、虫歯菌・歯周病菌の付着を抑える役割があり、人間の口の中ではエナメル質の消滅・再生が繰り返されています。

 

【2】象牙質(ぞうげしつ)は歯の主体

歯の主体とも言える組織が、象牙質(ぞうげしつ)です。外から見える歯の色は、この象牙質の色に由来します。

 

歯が見えている部分(歯冠部)と歯を支えている部分(歯根部)の間の大部分を占める重要な部位ですが、硬いエナメル質に守られているため、酸などの刺激にはあまり強くありません。

 

【3】歯髄(しずい)は歯の神経で象牙質に栄養を運んでいる

歯髄(しずい)は、要は歯の神経のことを指します。

 

歯髄には血管やリンパ管が通っており、象牙質に栄養をせっせと運んでくれています。

 

この歯髄が虫歯菌・歯周病菌に侵蝕された時には、激しい痛みを伴います。

 

【4】歯肉は顎の骨を全体的に覆うやわらかい組織

歯肉は、一般的には「歯ぐき」と呼ばれる部位です。歯を根元から支える顎の骨を、全体的に覆っています。

 

歯肉は大変やわらかいため、傷付きやすく炎症が起こりやすい部位と言えます。

 

歯肉に何らかの炎症が起こった時に腫れたり変色したりするので、異常には比較的気付きやすいとされていますが、初期の歯周病では自覚症状がほぼ無いので、油断は禁物です。

 

【5】歯肉溝は歯と歯肉の間の1~2mmのすき間

歯肉溝とは、歯と歯肉の間にある、平均1~2mmのすき間のことを指します。

 

歯にとって特にいい役割があるというわけではなく、歯が生えてくる仕組み上どうしても出来てしまう、オーラルケアの観点から考えれば厄介な部分です。この歯肉溝には、よく食べ物が詰まります。

 

この歯肉溝が平均値の1~2mmよりも深くなってくると、”歯周ポケット”と定義されるようです。

 

【6】根管は歯髄の中でも特に重要な部位

歯の根元のほうの歯髄のことを、根管と言います。歯髄の一部なので同様ですが、歯の象牙質に栄養素を運び、健康な状態を保つために大変重要な部位です。

 

歯髄に炎症が及ぶと激しい痛みを伴うことは先述しましたが、特にこの根管まで炎症が達していると、治療がかなり難しくなります。

 

よく聞かれる”根管治療”とは、重症の虫歯・歯周病を治すために行われる大掛かりな治療のことです。その中でも、歯髄および根管を除去するしかない治療法を”抜髄”と呼びます。

 

【7】セメント質は歯を支える組織の1つ

セメント質は歯根部の象牙質を覆う、人間の骨と同じくらい硬い部位です。後述する歯根膜と合わせ、歯をしっかりと支える役割を持ちます。

 

歯周ポケットが深くなっていくのを放置していると、セメント質が露出・剥離してしまい、抜髄などの根本治療が必要になるケースがあります。

 

【8】歯根膜(しこんまく)はセメント質と歯槽骨を繋いでいる

歯根膜(しこんまく)は先述したセメント質と、後述する歯槽骨(しそうこつ)を繋ぐ膜で、「歯周靭帯(ししゅうじんたい)」とも呼ばれます。

 

食べ物を噛む時などに歯にかかる負荷をクッションのように吸収し、歯槽骨の負担を抑える役割を持っています。

 

“歯を支える部分を、支える部分”、縁の下の力持ちのような部分です。

 

歯根膜まで到達した虫歯菌などの細菌による炎症を、歯根膜炎(しこんまくえん)と呼びます。

 

「歯がぐらつく感じがする」、あるいは「歯が浮いているような感じがする」という場合は、歯根膜炎にかかっている場合があるので、できるだけ早く歯医者さんへ行くことをオススメします。

 

【9】歯槽骨(しそうこつ)は歯を支える顎の骨

歯槽骨(しそうこつ)は、歯をまっすぐ支える顎の骨のことを指します。

 

“歯を支える”という役割に絡む部位の中では、最も重要な部分と言えます。

 

歯周病が重症化したときに溶ける骨というのは、この歯槽骨のことです。

 

歯槽骨が溶けると、歯をまっすぐ支えられなくなり、最悪の場合は歯が抜けてしまいます

 

ですから、”歯槽骨に異常をきたすような状況は絶対に避けるべき”だと言えるでしょう。

 

【10】根尖孔(こんせんこう)は根管から外の組織へ繋がる通路

根尖孔(こんせんこう)は、歯髄と歯から外への組織を繋ぐ、細い出入り口のようなものと捉えていただければいいでしょう。

 

歯髄(しずい)が炎症を起こす「歯髄炎」を放置し続けると、根尖孔まで炎症が進行し膿が溜まって肥大化するので、歯槽骨が圧迫されて激しい痛みを伴うケースがあります。

 

さらに歯肉をつきやぶって膿が出てくるケースもあるため、根尖孔への炎症の到達は非常に危険です。治療も、大変困難であるとされています。

 

デンタルフロスでないとキレイに磨けない部分はドコ?

デンタルフロスで歯磨き

歯の構造上、デンタルフロスだけではキレイに磨けない部分は、歯肉溝です。

 

歯肉溝は非常に狭いため、歯ブラシの毛先はもちろん、歯間ブラシやワンタフトブラシの毛先も十分に届かず、デンタルフロスでないと奥の歯垢を取り出すことはできません。

 

かといって、デンタルフロスだけ使えば歯が全部キレイになるという訳ではなく、歯の部分部分に合わせたオーラルケアアイテムの使い分けが肝心です。

 

歯の表面や裏面は丁寧に歯ブラシを使って、奥歯の窪みなど歯ブラシで磨きにくいポイントはワンタフトブラシで、そして歯間部や歯肉溝の歯垢を取るためにデンタルフロスを使い、仕上げにマウスウォッシュを行うことが理想的です。

 

歯のどの部分が磨けていないか調べるために歯垢染色液が便利

歯垢染色液

“歯のどの部分が磨き足りないのか”は、個人の歯並びと歯の磨き方のクセによって異なります。

 

そこで、磨き残しが原因の虫歯や歯周病を防ぐために、“自分の場合、歯のどの部分に歯垢が残りやすいのか”を調べておくといいです。

 

定期健診の際に、歯科医や歯科衛生士からアドバイスをもらうことももちろんOKですが、自分でも歯垢の残り方を調べる方法はあります。

 

歯のどの部分が磨けていないのか、自分で調べるために便利なものが「歯垢染色液(しこうせんしょくえき)」です。

 

歯垢染色液を使うと、歯垢が残っている部分が赤く染色されます。

 

比較的新しい歯垢は赤っぽく、歯石になりかけの古い歯垢は赤紫っぽく染め出されますので、自分の磨き残しやすい部分がひと目で分かります。

 

歯垢染色液でキレイに磨けていない部分を把握し、抜け目のないオーラルケアを行いましょう。

 

⇒ 歯垢染色液の効果について詳しく知りたい方はコチラ
※「歯垢染色液を使って、より効果的な歯磨きを」のコラムへリンクしています。

 

まとめ

オーラルケアイメージ

以上、歯の構造について、様々な情報を取り上げました。

 

“歯”と”歯ぐき”くらいの印象しか持たれていない方もいらっしゃったかもしれませんが、ここまでの記載で実は歯の構造は細かく分かれており、それぞれに役割があることをお分かりいただけたかと思います。

 

一般の方が歯の構造を覚え切る必要はありませんが、「磨きにくい部位はどこだっけ?」あるいは「炎症を起こすと大変な部分はどこだっけ?」と頭の片隅に置きながらオーラルケアをすることで、よりオーラルケアの精度が上がるのではないかと推測しています。

 

歯ブラシだけでなくデンタルフロスなどを合わせて使い、歯肉溝(しにくこう)など歯垢が取れにくい部分もしっかりケアしていきましょう。

 

歯の構造上、取れにくい歯垢をしっかり絡め取るオーラルケアアイテムのことならオカムラにお任せください。

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