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コラムCOLUMN

2019.09.25

カルシウムが不足すると歯はどうなる?| カルシウムと歯の関係

カルシウム

昔から「歯や骨のためにカルシウムをしっかり取りなさい」とは、よく言われてきたことです。

 

体内のカルシウムの約99%は、骨と歯に存在しており、残りの1%は血液などの体液に含まれ、神経伝達や血液凝固など体のさまざまな作用に関与しています。

 

 

また、カルシウムは体内で合成できないため、外からしっかりと摂取することが重要なミネラルです。

 

今回は、体で重要な働きをするカルシウムが不足した場合に、起こる歯への影響や、歯との関係性についてお伝えします。

 

歯にカルシウムが足りないと何が起こるのか?

そもそも歯は何からできている?

 

そもそも、歯は内側から順に神経・象牙質・エナメル質からできており、エナメル質のほとんどと象牙質の約70%はハイドロキシアパタイトという結晶でできています。

 

 

このハイドロキシアパタイトが、カルシウムとリン酸からできているため、歯の形成にカルシウムが欠かせないと言われている所以なのです。

 

子どもの頃のカルシウム不足が永久歯に影響

 

歯の形成は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時からはじまります。

 

乳歯の形成はもちろんのこと、永久歯も乳歯の下でつくられはじめます。

 

この、永久歯が形成され、生え揃うまでの胎児・乳幼児から中高生までの時期にカルシウムが不足すると、歯の石灰化に影響を及ぼし、永久歯を弱くする原因になります。

 

 

また、大人になって永久歯が完璧に生えた後で、いくらカルシウムをたくさん摂取しても、歯のエナメル質や象牙質を強くすることはできません。

 

そのため、子どもの頃にカルシウムを摂取し、カルシウムが吸収されるようバランスのよい食事を心掛けることが特に重要なのです。

 

大人になってからは歯にカルシウムは必要ない?

それでは、大人になってからは歯にカルシウムは必要ないのか?というと、大人になってからもカルシウムは口腔内で大活躍しています。

 

大人になってから関係するカルシウムは、「唾液中に含まれるカルシウム」です。

 

■唾液中に含まれるカルシウムは歯を補修する(再石灰化)

歯 カルシウム リン

歯の表面にあるエナメル質は、酸への耐性に弱く、食事により付着した糖が分解されることで発生する酸によって、エナメル質がやわらかくなったり、溶出したりする脱灰を日常的に起こしています。

 

 

しかし、唾液中には濃度の高いカルシウムが含まれており、これらの唾液中の成分によって、再石灰化と呼ばれるエナメル質を元の硬い状態へ戻す働きが行われることで、歯の健康は守られているのです。

 

■エナメル質が溶けた(脱灰した)ままだとどうなる?

 

エナメル質が溶け出した脱灰状態が続くと、下記のような症状が発生する可能性が高まります。

 

  • 虫歯
  • 歯への着色
  • 衝撃により歯が欠ける・割れる など

 

このように歯の健康を守るために、エナメル質を補修するカルシウムは重要な働きをしています。

 

血液から生成される唾液は、血液のカルシウム濃度が一定に保たれている体内メカニズムから、唾液で不足することはあまり考えられません。

 

 

ただ、体液のカルシウムが不足することで骨からカルシウムが補給され、今度は骨が弱くなる可能性があります。

 

唾液中のカルシウムの減少は骨へのカルシウム増減へのリスクも否定できないため、やはり、大人であってもカルシウムを摂取することは重要でしょう。

 

カルシウムを摂る方法:1.食品から摂る

カルシウム 食品

冒頭でもお話しした通り、カルシウムは、体内で合成することはできません。

 

そのため、カルシウムを多く含有する食品から摂取する必要があります。

 

特に、カルシウムの含有量が多い、下記のような食品を積極的に、日々の食事に取り入れましょう。

 

牛乳・乳製品

牛乳(200g):200mg

スキムミルク(大匙3杯):200mg

ヨーグルト(100g):100mg

小魚・海藻 いわし丸干し1尾(30g): 400mg
ししゃも2尾(70g):300mg
緑黄色野菜・ごま 小松菜 1/4束(100g):200mg
かぶの葉 1個分(50g):100mg
大豆製品 がんもどき 1個(100g):300mg
木綿豆腐 1/4丁(150g):200mg

⇒参考:一般社団法人吹田市歯科医師会「妊婦さんの歯の話」

 

カルシウムは正しい摂取量を守ろう

 

カルシウムは積極的に摂取したいものの、過剰摂取は他のミネラルの吸収を妨げたり、健康被害の報告があったりとリスクがあるため、正しい摂取量を守ることが大切です。

 

厚生労働省が発表している、下記の目安量を目指してカルシウムを摂取し、上限量に注意しましょう。

カルシウム 摂取量

⇒引用:厚生労働省「食事摂取基準」

 

カルシウムは吸収率が悪いので他の栄養素も摂取

 

また、カルシウムは体内での吸収率が良くない栄養素としても知られており、他の栄養素ともバランスよく摂取することも大切です。

 

特に、たんぱく質、ビタンミンA、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、リン、フッ素などの栄養素とバランスよく摂取するようにしましょう。

 

カルシウムを摂る方法:2. 歯の表面からカルシウムを摂る

歯 ペースト

カルシウムなどのミネラルを歯に塗ることで、再石灰化を促す商品もあります。

 

カルシウムやリンが配合された「MIペースト」と呼ばれるものを、歯みがきの後に貼付することで、歯の表面からカルシウムを摂る方法です。

 

なお、フッ素配合の歯磨き粉で歯磨きした後に、使用するとより効果的にエナメル質の補修を促進できます。

 

 

また、従来では、フッ素が不活性化するため、歯磨き粉にカルシウム・リンの3種を一緒に配合することはできなかったようですが、現在は3種配合の歯磨き粉も登場しています。

 

こういった、食品以外で新たにカルシウムの供給が期待できる商品も登場しているので、食品での摂取と合わせて活用していきましょう。

 

カルシウムで歯の健康を守ろう!

カルシウムは、幼少期には歯を丈夫にするために、また、大人になってからは歯表面の補修のために必要不可欠な栄養素です。

 

体全体に必要なカルシウムを不足させないためにも、カルシウムを正しい摂取量・食事のバランスに注意しながら、過不足なく摂取しましょう。

 

 

また、MIペーストなどを使用して、デンタルケアで歯の補修のためのカルシウムを供給することも可能です。

 

さまざまな商品や方法を取り入れながら、カルシウムで歯の健康を守りましょう!

 

 

オリジナルのデンタルフロス・歯ブラシのことならオカムラまで!

 

 

⇒参考:グリコ「歯の組成」

一般社団法人熊本県歯科医師会「歯の豆知識」

社団法人全国牛乳普及協会「 カルシウムその基礎・臨床・栄養」

一般社団法人吹田市歯科医師会「妊婦さんの歯の話」

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